11月4日(水)14時~15時30分、一宮市民会館ホールで「一宮市自主防災講演会」~最近の災害に学ぶ、目からウロコの実践的防災対策~を聴講しました。

講師は3年連続で防災システム研究所所長・山村武彦さんで、一宮市の自主防災会等、防災に関心のある方が多数参加しました。

このスペースではとても書ききれないほど多くのことを学びました。印象に残ったことを列記しますと、

①通常の防災訓練は災害が発生した後のことが多く災害予防訓練を合わせて行うことが大事。、②大地震被災者の言葉「地震はいつか来るとは思っていた。でも、まさかそれが今日だったとは・・・」、③災害発生時の行動調査結果、落ち着いて行動できた10%、取り乱した15%、ショックで何もできなかった75%(凍りつき症候群)。、④実践的訓練をしなといざというとき体が動かない。地震の揺れを感じたらまず安全ゾーン(落下物がないところ、閉じ込められないところ)で移動する。P波のわすがな揺れの数秒間で何ができるか?S波が続いている状態では立ったり動くこともできない。緊急地震速報が出たらすぐに行動する。、⑤「自分は大丈夫」だという正常性バイアスがとても危険。⑥同じ震度でも揺れの周期によって被害が異なる。一宮市は阪神型の長周期地震と思われ、建物の損壊、下敷きになる圧死が多いと考えられる。、⑦「ゆれくるコール」「懐中電灯アプリ」「goo防災アプリ」などが有効。⑧地震シェルタがある。125万円~195万円程度、100トンの障害に耐える。、⑨電気、ガスを半日止めてどれだけ生活が大変かを実感する「在宅避難訓練」がある。、⑩防災運動会(大声競争など・・・)が良い。市が機材を用意できればよいが。、⑪火が出た時の行動順序「知らせる」→「消す」→「助ける」→「逃げる」、⑫遠方まで音が届く「命の笛」を持つと良い。1個1,500円、問い合わせ先0467-87-4012、⑬東京都昭島市が「互近助カード」を導入した。

「命され助かれば何とかなる」

「普段できないことはいざという時にできない。実践的訓練により凍りつき症候群から自縛が解ける」

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