8月20日(日)大志連区地域づくり協議会の木村会長のご厚意により、電源確保の防災訓練を見学させていただける機会をいただきました。

17時30分より大志小学校屋内運動場および周辺で、大志連区自主防災リーダー会会員約40名が参加して、避難所における照明・電気器具配線に関する訓練が行われました。

2台の発電機を使用して、LED照明化された屋内運動場とトイレの照明回路接続・切り替え、本部PC等の電源給電、夜間の避難所開設を想定した校庭で避難者が待機するための投光器用電源、屋内運動場の扇風機・スポットクーラーなどの電気機器用電源として、電気配線と動作検証が訓練の目的でした。

実際にこれらの機器を防災備蓄倉庫から取り出し、4グループに分かれ組立て・配線作業を開始し、発電機に給油・起動させました。屋内運動場のLED照明は通常14基のところ6基で運転しましたところ若干暗くなるものの問題ないことがわかり、PC等電源も正常動作が確認できました。

屋外に設置した6台の投光器は発電機から1本のケーブルで接続すると発電機に近いところでケーブルの発熱のおそれがあることと、屋内運動場の扇風機やスポットクーラーは電源容量の問題と思われる運転停止が度々発生し、改善点がみつかりました。

また、発電機や屋内運動場内の各機器の配置がマニュアル化され、それに必要な長さと電流容量のケーブルが用意されており、必要な資機材の準備と今回のような事前確認がないと、災害時にいきなり本番では問題が発生する可能性が高いことを痛感しました。

木村会長のお話では、発電機のガソリン容量は1台14リットリで約10時間分の電源供給しができないこと、防災備蓄倉庫に収容できるガソリン缶の本数に制限があるため、長期に電源供給するためにはガソリンを如何に入手できるかを平時に検討することや、日常生活に不可欠なスマホの通信手段・充電方法など検討などが必要とのことでした。