今年で4回目となる大志連区防災訓練を、コロナ禍で参加者を制限して行う状況の中で、木村大志連区自主防災リーダー会事務局(地域づくり協議会長)のご厚意により見学させていただきました。

毎年、斬新な訓練を取り入れ非常に関心が高い注目の連区で、今年は避難所運営の初動期に必要な訓練を中心に内容の濃いものと感じました。同連区では避難所運営マニュアルを作成中で、今回の訓練で得られた成果や問題点を反映させて完成度向上に役立てたいと佐藤大志連区自主防災リーダー会長(大志連区長)のお話がありました。(大志連区自主防災リーダー会は大志固有の防災専門検討会で、町会長で構成される自主防災会とは別の組織)

また、地域づくり協議会提案事業制度を利用して、組立て式間仕切り(パーテーション)を12セット(1セット4部屋、1名1部屋で48名、家族等2名1部屋で96名収容。12セットは屋運に入る最大セット数)と居住性向上のため長期保存で湿気が問題になる段ボールベッドに代わりキャンプ用アルミベッドを48台購入予定で、避難所レイアウトに合わせた計画的な取り組み、防災意識の高さを感じました。

佐藤連区長による「避難所開設までの共通理解」説明
一宮市危機管理課と上下水道部職員
パーテーション54,000円とキャンプ用ベッド15,000円、エアマット2,000円などを展示
発電機の起動訓練
長期保存ガソリン缶
アリーナの照明を消灯し、発電機の電力で投光器の光量を確認
避難所の一次受付の様子 防護服は使用しなかったが検温を実施
避難所の二次受付で、避難所利用登録票の記入訓練
応急給水栓 一宮市の指定避難所61校中8校に設備されており、神山小学校にもある 専用の工具が必要で市職員や専門業者のみ取扱い可能
応急給水栓からホースで蛇口を接続し、給水訓練を行う
受水槽の見学 断水してもハンドルを取りつければ給水可能
災害用貯水タンク(ミルクタンク)の見学と給水
防災備蓄倉庫 従来の資機材に加え、コロナ感染症対策資機材も収納済み