今回は渡辺外科の渡辺敦先生に「ウィズコロナの時代に向けて」と題して講演をいただきました。法律で決められた第2類であるものの実質上最大カテゴリーに分類された新型コロナウイルス感染症。つぶさに見ると最大級の疾病には思えない部分も多々あるものの、この病気が完全に解明されたわけでない以上、怖れすぎもいけないが、侮ってもいけない。なにより日頃の私たちの注意と対応が求められる。この頃の診療においてお話すると、高齢者の巣籠りが日常になって、運動不足から骨密度が下がっているようだ。その結果、骨折しやすい状態になる。手洗い、うがい、マスクをすることは大切だが、自分の持病が管理できているかや、日常の体調管理にも気をつけていただきたい。